スリランカを公式訪問しているリー・シェンロン首相は、スリランカ政府は経済の自由化に積極的に取り組んでおり、投資を促し観光や貿易に力をいれているとし、FTA交渉がスムーズに進んだことを喜んだ。
スリランカ政府とのFTA交渉は2016年7月に開始し、昨年12月には基本合意に至った。積極的な経済開発に取り組んでいるスリランカ政府は複数の国との2国間FTAを目指し交渉中で、この10年間ではシンガポールが初めてのFTA締結相手国となった。
スリランカにはアジア製粉・食品大手PRIMA(本社シンガポール)が既に進出しているが、今後の増資計画も進んでいる。またシンガポールからは水道事業運営会社Hyfluxや公共インフラ施設、海洋、都市開発を手掛けるSembCorpによる対スリランカ投資も期待されている。
リー首相は、大手企業以外でもFood Republicのような外食企業など地場系企業もスリランカ進出を検討しており、すでにFTA締結による良い流れが出来つつあると述べた。
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