シンガポールのホーカー(屋台街)がキャッシュレス化、EZリンクカードが使用可能に
3大銀行が設けた決済ネットワークのNETSと、交通系ICカードのEZ(イージー)リンクは1月24日、提携で合意したと発表した。4月からEZリンクカードでNETS端末のあるホーカーでの支払いが可能になる。いずれホーカー以外の場所での決済にもEZリンクカードを使えるようにする。
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共同声明によると、銀行口座を持たないが、EZリンクカードを持っている住民、特に高齢の市民や学生がキャッシュレス化の波に乗り損ねることがなくなるという。
「現金を伴わない決済でシンガポールは中国に遅れている。デジタル決済方法は多数存在するが、互換性がない」との、昨年8月の独立記念日大会でのリー・シェンロン首相発言をきっかけに、決済システムを統合する動きが加速。11月には決済コードの標準化に向けNETSがQRコードを発表。外資系を含む銀行が採用した。ほとんどの電子財布で利用可能だ。
今回の提携でEZリンクカードが決済に利用できる店は、タンジョン・パガー、イシュン・パークなど30のホーカーセンターの1,000店。
技術専門学校のポリテクニック4校、および南洋理工大学(NTU)の食堂でも利用できる。EZリンクは陸運庁(LTA)の子会社。
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