中国EC大手「京東集団(ジンドン)」がベトナムEC大手「Tiki」を買収
中国のJD.com Investmentは1月16日、ベトナムのB2Cのeコマースプラットフォーム大手Tikiの戦略的買収を行い、主要株主のひとつになると発表した。
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JDはTikiとマーチャンダイジング、輸出入、ロジスティック、テクノロジー、資金調達、運営など様々な分野で連携していくという。
Tikiの創設者、Son Tran CEOは、「弊社が成長の新たな局面を迎えるにあたり、中国で最も信頼されるオンライン小売企業JD.comとパートナーシップを組むことを喜ばしく思う」とのコメントを発表した。
「JDとTikiは消費者の心を掴み市場シェアを拡大していくという事業理念を共有している。創業以来、Tikiは最上級の本物のショッピング経験と速やかな配送を実現することに注力してきた。JD.comが実現してきたユーザー体験、調達、ロジスティック、技術を考慮すると、JD.comはTikiがベトナムでトップレベルのeコマースプラットフォームになるために、この上ない価値をもたらすことができる」とTran CEOは述べた。
JDは2015年にインドネシアでの事業を開始し、2017年にはタイのCentral Groupと合弁企業を形成した。Tikiの買収により、同社の東南アジア事業にベトナムも加わることとなった。JDはこの買収により東南アジア市場でのシェアを伸ばしつつあるAlibabaとAmazonに対抗することを目的としている。
JD.comは中国最大のeコマース企業であり、中国の小売企業で最大の売上高を誇る。
JD.comより以前には、TikiはVNG、Seedcom、住友、サイバーエージェント等からの出資を得ている。Statisticaによると、2017年のベトナムeコマース市場の市場規模は前年比16.7%増の21億米ドルであった。2020年の市場規模は37億米ドルに達すると見込まれている。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3223.html
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