先週ハノイで開催された会合で、ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)のNguen Duc Thuan会長は、この目標は昨年の好調な輸出実績と2018年の楽観的な市場動向予測を考慮すると非現実的なものではないと述べた。
また、同協会のPhan Thi Thanh Xuan副会長は、世界経済の明るい兆しと増加傾向にある消費需要で、輸出、投資に関してベトナム企業には好ましい条件が揃うと述べた。
Lefasoによると、皮革・製靴産業は前年比5%の成長が見込まれ、現地化率は55%を超える。履物類はベトナムの輸出品目として4位、ハンドバッグ類は10位に入る。
ベトナムの輸出業者がこの目標を達成するため、Lefasoは関連政策の決定過程に参画し、国内外からの投資誘致を行い、持続可能な発展を目指す。
また、Lefasoは貿易振興のためのイベント、ワークショップ、企業の管理能力向上のための訓練講座なども企画、実施する予定。
Lefasoの統計によると、2017年、皮革・製靴産業は米国の環太平洋パートナーシップ協定からの離脱にも関わらず、前年比10.7%増となる180億米ドルの輸出を達成した。
輸出額のうち、履物類が前年比12.8%増の146億7000万米ドル、バッグ・スーツケースが前年比2%増の32億6000万米ドルを占めた。
2017年、ベトナムの履物類、バッグ・スーツケースの主要市場は米国、EU、中国、ドイツと日本であった。
また、2017年は付加価値製品の製造を行う企業の数が増加し、そのことが皮革・製靴セクター輸出額の増加に貢献したとThuan会長は述べた。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3222.html