1月18日付香港各紙によると、17日に開幕した深セン市第6期人民代表大会(市議会に相当)第6回会議で陳如桂・市長が政府活動報告を発表し、17年のGDPは前年比8.8%増の2兆2000億元余りとなる見込みを明らかにした。香港の16年のGDPは2兆4891億ドルで、17年の伸び率を同3.7%増として人民元換算すると2兆1800億元以下となり、深センが香港を上回るのは確実という。中国(深セン)総合開発研究所の郭万逹・常務副院長は、深センの近年の科学技術イノベーションが経済発展の後ろ盾となったと指摘。政府活動報告では昨年の研究開発投資は900億元余りで、GDPの4.13%を占めた。新設された新型研究開発機関は11機関、新設された国家級ハイテク企業は3193社に上る。18年のGDP伸び率も8%以上と予想されている。