香港・金利2%上昇で住宅価格15%下落と予測
「ペッグ制の父」と呼ばれるインベスコのジョン・グリーンウッド首席エコノミストは1月11日、記者会見で香港の経済見通しを発表した。
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12日付香港各紙によると、米国が立て続けに利上げを5回行ったにもかかわらず香港が追随していないことについて、グリーンウッド氏は「世界中の金利がみな極めて低い水準にあり、香港の銀行システムの資金は潤沢で、中国本土や他の地域からのホットマネーも流入している」と指摘。低金利環境が長期的に資産価格の上昇をもたらしているが、「米国の金利は2021年に3%まで上昇し、香港の金利は今より2%上昇し、住宅価格は5~15%下落する」と予測。ただしこの影響は軽微であり、突然の住宅価格調整もないとみている。このほか欧米経済が引き続き拡張するのを受けて香港の今年の域内総生産(GDP)伸び率は2~3%となると予測した。
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