昨年より6.9ポイント多い40.2%の企業が昇給を確定し、上げ幅は平均4.09%で前年の3.88%を上回った。昇給率・幅共に過去3年で最高を更新した。ただし、賃上げを行う企業の63.9%は個人業績に基づいた昇給とし、全社一律の賃上げは15.8%にとどまる。
業界別では、「インターネット・ソフトウェア業界」の平均昇給率6.99%が最も高く、次いで「金融関連業」の5.23%、「運輸・倉庫業」の4.5%が続いた。
今年の景気については、企業の25.4%が「昨年以上」、48.2%が「昨年並み」とみている。「昨年以下」とした企業は前年比12.1ポイント減の26.4%で、景気を楽観する傾向が高まった。