インドネシアは２００４年のスマトラ島沖地震で発生した大地震を始めとして、地震リスクが非常に高い国として知られている。
今回NECが提供するシステムは、インドネシア国内の９３カ所に新設される地震計からの震度情報や地震波形情報などを、衛星通信を介して同国首都ジャカルタの気象気候地球物理庁本部のサーバーにリアルタイムで集約することができる。
これにより、地震活動のモニタリング強化や震源解析やマグニチュード推定の精度向上などが可能であり、正確で迅速な地震観測データの把握・共有による災害被害の低減や災害対応能力の向上に目指していく。
同システムは日本政府の防災・災害復興支援無償資金協力を活用し、2018年3月以降の稼働を予定している。
（参照）http://www.nec.com/en/press/201712/global_20171219_01.html