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ベトナム・ホーチミン市にイタリア・ベトナム繊維技術センターが設立される

 
イタリア政府の資金援助を受けた大学とイタリア貿易機構によるこの共同プロジェクトは、イタリア繊維機械製造業協会と産業経済開発国際ポリテクニックの技術支援を受けている。
 
大学のVu Dinh Thanh教授は、センターにはイタリアの機材が備えられており、ベトナム人の講師や技術者はイタリア人の専門家による訓練を受けているところであると述べた。
 
センターはベトナムとイタリアの繊維・アパレル産業にとって信頼できる訓練および人材供給機関となるだろうと教授は述べた。
 
「イタリア・ベトナム繊維技術センターでベトナムの繊維・アパレル企業は先進技術に触れ、イタリアの大学から派遣された専門家や研究者と交流することが可能になる」と教授は述べた。
 
ホーチミン市商工部のNguyen Phuong Dong副部長は、繊維・アパレル産業は堅調に成長しており2017年1月から10月までの輸出額は前年比9%増の214億ドルに上ると述べた。
 
しかし、縫製・アパレル産業は輸入原材料への依存や優れたデザイナーの不足、先進技術を扱える労働者の不足などの問題を抱えているという。
 
「繊維・アパレル産業で世界でも主導的な立場にあるイタリアからの支援により、このセンターは高度な人材養成とデザインの改善、そしてベトナムの繊維・アパレル産業の成長と世界における競争力の強化に貢献するだろう」とDong副部長は述べた。
 
イタリア貿易機構のPaolo Lemmaベトナム代表は、「ベトナムは非常に魅力ある市場でもあり、繊維アパレル、皮革、製靴、なめし、農業、インフラ部門はイタリア企業にとっても大きなチャンスとなっている。ベトナムには人材供給、経済状況、開放的な市場であることなどで優位性があり、イタリアとベトナムは相互に協力し合うことが可能だ。両国の企業間の情報交換と協力の体制を強化すれば、二国間貿易も安定して伸び続けるだろうと考えている」と述べた。
 
イタリアは現在ベトナムの18番目の輸出市場となっている。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3169.html