12月13日付香港各紙によると、これは人材コンサルタントのマンパワーグループが香港内の経営者770人を対象に行った2018第1四半期の「就業展望調査」であきらかにしたもの。
同期内に人材を増やす予定の企業は19%で、3%は人員削減の予定があり、残り78%は増減無しという結果になった。
全6業種(金融・保険・不動産、製造、鉱業・建設、卸・小売り、サービス、運輸・公共)の中で最も採用意欲の高いのはサービス業(IT、専門サービス、ホテルなど)で22%だった。それに金融・保険・不動産業の20%が続いた。鉱業・建設業は17%、卸・小売り業は16%、運輸・公共業が15%、製造は7%にとどまった。同社の徐玉珊・大中華区高級副総裁は「目下、各業界でリストラ傾向は見られず増員傾向が数カ月続いている。今年は不動産・株式市場が活況で経済指標は昨年に比べ理想的だ。
失業率も3.0%の低水準を維持しており、今後企業の増員傾向は続くだろう」と述べた。また、来年の昇給率については3~3.8%と予測している。