これらホリデーシーズンのイベントに欠かせないグッズにかかる税金についての調査がこのほど発表されたという。
グローボ系ニュースサイト「G1」が12月8日づけで伝えたところによると、ブラジルのコンサルティング会社、BDOがホリデーシーズンの必須アイテムの税負担率に関する調査結果を発表したという。
BDOの公的負担分野担当ディレクター、ヴァウミール・オリヴェイラ氏によると、調査に含まれる税金の種類はICMS(商品流通サービス税)、PIS(社会統合基金)、COFINS(社会保険融資納付金)、IPI(工業製品税)でこれらの税負担の高さは世界でもワーストクラスだという。
ホリデーシーズン必需品の価格に対する税負担率ランキングは下記の通り。
1.花火:64.25%
2.スパークリングワイン(国産):57.90%
3.クリスマスデコレーション用部材:47.25%
3.プレゼーピオ*:47.25%
*キリスト誕生のシーンを表した卓上の飾り物。馬小屋のセットに幼子キリスト、聖人、天使などを配している。
3.イルミネーション:47.25%
3.クリスマスツリー:47.25%
7.七面鳥、鶏肉(調理済み):25.41%
8.パネトーニ(パネトーネ):21.25%
9.クルミ:18%
このリストを見た一般市民からは「過去のポピュリスト政権によるバラマキの皺寄せだ」「税金がなければGDP成長率は倍増するはず」などの声が上がっている。
(文/原田 侑、写真/Alex Pazuello/Semcom)
写真は12月2日、アマゾナス州マナウス市のリゾート、ポンタネグラでクリスマスツリーや装飾の点灯式が行われた
ソース:http://megabrasil.jp/20171213_37965/
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