2018年の香港の住宅相場、おおむね10%上昇
香港の不動産業界では来年の住宅価格についておおむね10%上昇するとの見通しを示している。
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12月12日付香港各紙によると、不動産代理の美聯物業(ミッドランド・リアルティー)は、低金利環境の継続、両親による購入支援、中国本土からの移住者による新たな購買力の3要素が住宅市場の伸びを支え、来年は通年で5~10%上昇すると予測。
全体的な不動産取引登録は8万6000件、取引総額は7500億ドルに達し、うち新築住宅は2万件、中古住宅は4万6000件を占めるとみている。不動産コンサルタントのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは中小型住宅が上半期に10%上昇、高級住宅が上半期に10~15%上昇と予測。
香港経済の状況は理想的で失業率は過去最低の水準を維持しているため、急速な利上げがない限り住宅価格への影響は限定的とみる。ジョーンズ・ラング・ラサールは中小型住宅が通年で10%上昇、高級住宅が通年で10~20%上昇、賃貸料は通年で0~5%下落すると予測。400万ドル以下で購入できる物件はさらに減少し、将来的には600万ドルでやっと小型住宅が購入できる程度との見方を示した。
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