香港における「基本法 23条」の重要性とは?
香港大学で12月10日、中国法学会香港基本法マカオ基本法研究会の2017年総会と「基本法の理論と実践:20年の回顧と展望」フォーラムが行われた。
この記事の続きを読む
10~11日付香港各紙によると、同研究会会長を務める中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)法律部の王振民・部長は1国2制度と基本法の研究と実践について「香港で今後数十年、いかに国家主権と安全を守っていくかという問題を研究しなければならない。それは基本法23条に基づく立法の問題が含まれ、この問題は避けられない」と述べた。
また全面統治権は新たな概念ではなく、1997年に香港が返還された際に中国は香港に対する主権を回復し、香港に対する全面統治権を回復したことを表していると説明。ただし憲法・法律を外れて無制限に全面統治権を行使できるわけではなく、「港人治港」や高度な自治がいらないわけではないと強調した。
一方、行政会議メンバーの湯家●氏は9日、香港電台(RTHK)の番組で「香港が23条に基づく立法を避ければ避けるほど、中央に単独行動を迫ることになる。そのときには1国2制度に影響する」と述べたほか、行政会議では23条の立法について討論したことはないが、早ければ今期政府の任期終わりごろに諮問を開始するとの見通しを明らかにした。【●=馬へんに華】
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
香港ポスト_old
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由