11月の香港市場は出来高とボラティリティを伴い3.3%上昇した。サウスバウンド(南行き)資金の規制や月末の米国ハイテク株安の懸念による修正前に、ハンセン指数は30か月ぶりの高値を付けた。
造船、鉄道、ソーラーセクターが大きく下げる中、航空、TMT(テクノロジー・メディア・通信)、保険が値上がりした。
11月の平均出来高は23%増の1,191億香港ドル、11月30日の出来高は1,720億香港ドルにのぼり、2015年6月以来の記録を更新した。
今年の市場の上昇トレンドはハイテク関連銘柄が主導となっており、海外資金の流出や米国におけるハイテク関連の低迷は香港を圧迫する可能性がある。香港市場は年末までに利食い売りをこなしながら弱くなる場面が見られるだろう。
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