Takhmao市にある韓国資本のこの工場では今年すでに賃金の不払いを巡るストライキが数回起こっている。
縫製労働者Seam Sokeang (25)によると、会社側は約束した期日に給与を支払わず、1週間ごとに会社の様々な部門の業務を停止するなどしているという。同社に5年以上勤務するSokeangは、同社は今年初めには3ヶ月間業務を停止していたと話す。
「会社は支払うと約束を繰り返していたので騒がなかったが、結局会社が約束を守ったことはない」と彼女は述べた。
1999年からGawonの関連会社First Gawon Apparelで働いていたというSoum Silen(37)は、マネージャーからFirst Gawon Apparelの工場で改装作業が行われる3ヶ月間だけGawonで働くよう指示されたという。しかし、Silenが元の職場に戻ることはなかった。
「家賃や食費にも困るようになり、非常に困難な生活を送っている。ストライキは行いたくないが、会社が支払わないから他の選択肢がない」と彼女は話す。
カンボジアアパレル労働者民主組合連合の紛争解決担当者であるSaing Yotは11月19日工場の管理者および労働者と面会したという。会社側は停職期間分を含め、11月20日午後に支払いを行うことに合意したと述べた。
「労働省の労働査察官の承認を受けていなかったためこの停職は違法だ。合意には会社側は毎月10日に給与支払いを行い、支払いができない場合は会社の資産を売却して支払うことが含まれている」とYotは述べた。
Mercedes Cha工場長は同社がこれまで給与支払いに問題を抱えていたことを認めたが、経営者らは翌日までに支払うべく方策を見つけるだろうと述べた。
「給与を巡って先月も、今月もストライキが発生している。十分な支払いがなされなければ、労働者はもう働かないだろう」とChaは述べた。
労働者らには11月20日50ドルから100ドルが支払われており、21日に残額が支払われる。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3156.html