リー首相は、域内では近年、中東において一大勢力を築いていたIS(イスラム国)に影響された急進的なグループや過激思想家らによるテロ行為が頻発していると指摘。 そのうえで、今年5月に武装勢力に占領されISの域内の中心拠点と宣言された比ミンダナオ島マラウィー市を比政府が先月末に奪還したことを称賛した。
リー首相は、ISが統治しようとしたのはマラウィー市だけではなく、域内の複数の地がカリフとしてターゲットとなっていたと説明。ISがシリアやイラクでの勢力を失くしつつある今、武装集団が東南アジアで増加していると警告を鳴らした。
今後は互いに捜査活動を強化し、域内の安全保障に関する情報・意見交換を密に行っていくと語った。