中東政情不安の影響? ブラジルでガソリン価格上昇
グローボ系ニュースサイト「G1」が11月10日づけで伝えたところによると、ブラジル全国石油機関「以下(ANP)」が同日発表した調査で、ガソリン平均小売価格が記録的な高値を付けたことが判明したという。
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ブラジル全土の3097か所のガソリンスタンドを対象としたANPの調査結果によると、ガソリンスタンドでの平均小売価格は1リットルあたり3.938レアル(約136円)で、その前の週の3.882レアル(約134円)と比べて上昇したという。
1リットルあたり3.9レアルを超えたのはANPが2013年に調査開始して以来初めてのことだ。
月曜日(11月6日)、ブラジル石油公社(以下「ペトロブラス」)は、海外市場での原油価格の上昇を受けて、ガソリンについて2.3%、ディーゼル油について1.9%、精油所の卸値引き上げを承認した。
昨今のサウジアラビアとイエメン、イラン等の主要産油国における政情不安から石油価格が上昇基調にあり、これがペトロブラスによる値上げ容認の主な要因とみられる。
同調査では、エタノールの価格上昇についても触れており、1リットルあたり2.681レアル(約93円)から2.745レアル(約95円)に上がったとのことだ。ガソリンの代替燃料として需要が高まったことなどが要因と考えられる。
一方、ガスボンベ(13kg)の価格は65.08レアル(約2252円)から64.74レアル(約2240円)に下落したとのことだ。
(文/原田 侑、写真/Marcos Santos/USP Imagens)
ソース:http://megabrasil.jp/20171112_37731/
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