10月27日付香港各紙によると、新システムの名称は「行李通」。荷物がターンテーブルに出てくる時間をスマートフォンに通知してくれるシステムだという。
RFID(電波などを用いてチップに埋め込まれた情報を読み取る技術)を利用したもので、専用アプリのダウンロードと「マイタグ」と呼ぶ専用タグの購入が必須となる。
機場管理局の林天福・行政総裁は「荷物の到着が早まるわけではないが、ターンテーブルを見つめながら待つ苦労は解消されるし、その間にトイレも行ける」とそのメリットを話す。
タグの価格は材質によって異なるが、30~90ドル程度で11月中旬の発売予定。また、同空港はスマートエアポートを標榜しており、このほかにも指定の航空会社に限りセルフチェックインが可能なシステムや、出国や入国、搭乗手続きまで顔認証のみで対応可能なシステム、AR(拡張現実)で空港内をナビゲートするシステムなども導入予定であるとあきらかにした。