同日付政府公報によると、CFSが先ごろ上海ガニのサンプル85個の検査を実施したところ、12個からダイオキシンが検出された。
その12個のうちの1個はダイオキシンとポリ塩化ビフェニルの100グラム当たりの総含有量が9.86ピコグラムに達しており、CFSが定める安全基準である100グラム当たり6.5ピコグラムを大幅に上回っていることが分かった。
問題のサンプルは台湾の水産養殖場「桃園市中壢区上嶺段536号溜池(B―29)」で養殖されたカニ。香港の輸入会社2社が計150キロを輸入していたが、すでに輸入および販売を停止しており、香港の市場には流通していないという。
10月17日付香港各紙によると、報告を受けた台湾当局がこの私営の養殖場を視察し、実は未登記の違法養殖場であることが明らかになったそうだ。