近隣国の航空機保守会社、シンガポールを猛追
シンガポールは航空機保守・整備・オーバーホール(MRO)サービスの域内ハブとしての地位を築いているが、低労賃を武器にインドネシア、タイ、マレーシアのMRO業者がシンガポールの成功例に倣い業績拡大を図っている。
この記事の続きを読む
SIAエンジニアリングは親会社であるシンガポール航空(SIA)からの業務を柱に、ほかの航空会社からも仕事を請け負い、業績を拡大してきた。同様の手法をとっているのがインドネシア国営ガルーダ航空のMRO部門子会社、ガルーダ・メンテナンス・ファシリティー・エアロアジア(GMFエアロアジア)で、シンガポールの南岸から31キロのバタム島に保守施設を建設する計画だ。労賃がシンガポールより20%低いのが強み。技術力を引き上げるため欧州のMRO業者との提携も強化する。
タイ国際航空はエアバスと大型MRO施設の建設で合意しており、タイ政府もパタヤ近くのウータパオ空港を航空機保守ハブとして振興する計画だ。
マレーシアのMRO業者、スパン・エアクラフト・エンジニアリングは最近、エアバスの100%子会社になった。最近、第2格納庫を開所しており、受注増を目指している。
域内同業者の追い上げを受けSIAエンジニアリングや、シンガポール・テクノロジー・エンジニアリングは技術面で対抗する考えだ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44777/
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
シンガポールのビジネス情報サイト【AsiaX】
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由