今年6月からマレーシアが北朝鮮からの輸入をすべて停止していたことがわかった。北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を断つ国際共同行動の一環として見られると、ロイターが伝えた。
マレーシア統計庁のデータによると、今年1月から5月にわたって対北朝鮮への輸入額は489万ドルである一方、6月からの2カ月でマレーシアは北朝鮮に何も輸入しなかったことが明らかになった。
かつてマレーシアは北朝鮮の主要な外貨獲得源の一つで、北朝鮮から石炭、医療用品、発光ダイオード、カニ、衣類ハンガー、消火器といったさまざまな商品を輸入していた。
マレーシアは、北朝鮮と国交がある数少ない国の一つで、過去数年には輸入規模も著しく拡大している。マレーシアの対北朝鮮輸入総額は、2012年のわずか1,183リンギから、2016年の820万リンギまで増加したという。
一方、マレーシアは北朝鮮に商品を輸出し続けていることもわかった。今年1月から7月にわたって、マレーシアはパーム油、食品、薬品など北朝鮮に輸出し、輸出総額は440万リンギだったという。
先月、マレーシア政府は、国民の北朝鮮への渡航を禁止した。
ソース:http://www.malaysia-magazine.com/news/26211.html