北朝鮮の国営メディアは、「オーストラリアは、平壌政府に対するアメリカの政治的軍事的挑発行為に加わっている」とオーストラリア政府を非難しており、それに対してビショップ外相は、北朝鮮政権の行動を、「挑発的、不法、威嚇的。オーストラリアは北朝鮮の主要標的ではないし、以前にもオーストラリアを威嚇したことがある」と語っている。
また、「北朝鮮は、国連安全保障理事会の決議をまったく無視しており、朝鮮半島を取り巻く緊張の激化はひとえに北朝鮮の責任だ。オーストラリアは同盟国との協力を続け、北朝鮮政権に対する外交・経済の圧力を最大限に高めることで北朝鮮政権が交渉のテーブルに就くよう働きかけを続ける」と語った。
マルコム・タンブル連邦首相は、「北朝鮮とアメリカの間で軍事衝突が起きれば、オーストラリアは友邦の側で衝突に参加する」と発言していたが、ビショップ外相は、「オーストラリア政府はあくまでも対立の平和解決を目指す」と語っている。
また、ビショップ外相は、「北朝鮮は、中国に恥をかかせるため、今週末に予定されている中国共産党第19回全国代表大会にあわせてまた核実験を行うつもりかも知れない。そうでないことを祈るが、北朝鮮政権の行動パターンを考えるとありそうなことだ」と発言している。
ソース:http://nichigopress.jp/ausnews/politics/151515/
(参照)North Korea threatens Australia with ‘disaster’, Julie Bishop says nation is not a primary target