香港エクスプレス航空のCA、3日6便の激務で倒れる
大型連休直前の欠航で人手不足が露呈した香港エクスプレス航空だが、今度は客室乗務員(CA)が激務の末に過労で入院していたことがあきらかになった。
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10月15日付香港各紙によると、倒れたのは女性のCAスタッフ。
8日からの3日間連続勤務で、名古屋便やシェムリアップ(カンボジア)便、寧波便など国内線と国際線計6便に乗務。その3日目になる10日早朝6時、香港国際空港で、上司から命じられたスタンバイ(待機業務)中に意識を失い病院に運ばれたという。
民航条例ではフライトの間の非番の時間を最低でも10時間設けるよう規定しており、違反の可能性も指摘されたが、同社の広報はマスコミの取材に対し「規定の非番時間は厳守しており問題は一切ない」と批判をかわした。
一方、航空関連の労組である空勤人員総工会の王宇・幹事は「10時間といっても、香港にいる場合は通勤時間や出勤前の準備のための時間も非番に含まれ、休息時間はもっと少なくなる。疲労を理由に乗務命令を拒否する職員もいるが、査定に影響するのが実情。管理職は意識を変えてほしい」と訴えた。
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