ナカセロマーケットは商売人とそれを品定めしている人で賑わっている。
活気があり、「仕入れて売る」という商売の原形を感じることが出来る。そんなナカセロマーケットを歩いていると、面白いものを発見した。
日本で有名な、「ジャノメミシン」だ。
他にも、三菱製のものや、ブラザー工業製のものが、商品として販売されていた。
販売している店のオーナーに聴いてみると、これらは「日本の中古品を仕入れて再販している」、とのこと。日本の工業用中古ミシンが、遠くアフリカはウガンダまで来て、再販されているのだ。
これらのミシンを買うのは一体誰なのだろうか? これも店のオーナーに聴いてみると、「周辺の縫製業者が顧客」とのこと。
あたりを見渡せば、商業ビル施設内にはいくつかの縫製業者がいる。お店で服を売っているのは、主に女性だ。ウガンダでは、こういった昔ながらの縫製業が主要な産業となっている。
工業の進化によって日本で不要となった産業用機械が、アフリカで活躍している事例と言える。ウガンダ政府もアフリカ他国同様、自国の産業化を進めているが、産業用機械が不足している。このため、日本で使用された中古の産業用機械(印刷機、食品加工関連、など)の需要は高いと想定される。
ここの繋ぎ役、つまりプラットフォーム事業は未だに未整備領域だ。事業化出来るチャンスがあり、日本とアフリカの双方にとって利のある取り組みになる可能性がある。
※参照:アンドアフリカ合同会社、コーポレートウェブサイト
http://andafrica.co.jp