企業が賄賂を請求されるリスクを数値化したもので、最もリスクが低かったのは、スウェーデン、ニュージーランド、ノルウェー、フィンランド、英国。最も高かったのは、ソマリア、ベネズエラ、トルクメニスタン、北朝鮮、南スーダン。香港は15位、米国は16位とシンガポール同様、低リスクの国・地域との評価だった。インドは贈収賄リスクが低下した。公益サービスを受ける際の行政手続きが大幅に改善されたためだ。
シンガポールは「企業と政府との接触」の項目の評価点が1で、賄賂請求に遭うリスク、監督・規制上の負担が極めて低かった。反贈収賄法、法執行の項目は8点、行政の透明性のリスクは16点と、ともに低かった。報道の自由、社会開発の進展度で見た市民社会の監視能力、との項目は46点と中程度のリスクだった。
TRACEインターナショナルのレイジ社長は「シンガポールは、企業優遇の環境と市民社会の関与の低さが共存する珍しいケースの国」とコメントした。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44766/