その実績に対する評価が株式市場に現れつつあるようだ。
グローボ系ニュースサイト「G1」が10月6日づけで伝えたところによると、ブラジル、サンパウロ証券取引所の株価インデックス、ボベスパ指数は9月11日以降、終値ベースで史上最高値を更新中とのことだ。
9月11日、同指数は74,319ポイントで引け、史上最高値を付けた。翌日には74,538ポイントで再び最高値で引けた。13日も高値圏で推移し、74,787ポイントで引けた。
15日には75,756ポイント、19日には75,990ポイント、20日は最高値圏で推移し、終値も最高値の76,004ポイントだった。
10月3日も最高値を更新し、76,762ポイントで引けた。
ボベスパ指数は今年7月以降22%以上上昇しており、一部アナリストからは過熱感への懸念と、国内の景況感改善傾向と今後の経済成長予測を鑑みると、過熱とまでは言えないとの声が聞かれる。
ただ、現在はブラジルに限らず、世界的に株高の傾向がみられる。世界各国の企業が経営環境の変化に対する耐性をつけながら収益性を上げてきている結果の長期好景気でもあるが、従来の景気循環説に当てはまらない要因も多く、しばらくは投資慎重論と積極論の間で意見は収れんしなさそうだ。
(文/原田 侑、写真/HUGO ARCE/Fotos Públicas)
ソース:http://megabrasil.jp/20171010_37455/
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