これは突然の停電や真夏の熱波が続いた時などに臨時の電力供給負担を抑える対応計画の一環として出されたもので、ARENAは、極端な電力消費のピークが起きた時に電力供給管理に向けた10件の試験プロジェクトに出資する。この試験プロジェクトは向こう3年間、VIC、SA、NSWの3州で実施される。
EnergyAustraliaは全3州でこの助成金を認められた。また、NSW州ではAGL、EnerNOC、Progressive Green、Flow Power、SA州ではZen Ecosystems and IntercastとForge、VIC州では、United Energy Distribution Pty Ltd、EnerNOC、Zen Ecosystems、Powershop Australiaが助成金を受けることになっている。
需要管理プログラムでは、このプログラムに参加登録している電力消費者が次の条件を満たした時に電力料金割引を受ける。まず、電力消費を減らす、またはバックアップ発電に切り替える、または予備電力が危機的な低水準になった時には短時間自分のエネルギー備蓄を振り向けること、となっている。
ジョッシュ・フライデンバーグ・エネルギー環境相は、「平均的な世帯の場合、需要ピーク時に電力消費を止めれば$25の支払いを受けるのと同じことだ。これだけの金が、電力消費を止めたための電力料金低下に上乗せされる」と発表している。
AEMOのオードリー・ザイベルマンCEOは、「プロジェクトは、2017年12月までには立ち上げることができる」と語っている。
ソース:http://nichigopress.jp/ausnews/businessnews/151398/
(参照)Power bills: Would you switch off your aircon for a movie voucher?