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ラオス政府がタイへの出稼ぎ労働者登録センターを開設

   
現在、タイ国内には臨時労働許可証やパスポートが失効し、臨時身分証を持つラオス人労働者がおよそ9万4000人存在する。
 
労働許可証を保持するラオス人はおよそ7万1000人である。ラオス労働・社会福祉省労働技能開発・雇用部のAnousone Khamsingsavath部長代行は、9月9日・10日にバンコクで行われたタイ国内でのラオス人労働者支援に関する合意書の調印後、現在の状況について説明した。

この合意に基づき、ラオスはヴィエンチャン及びタイ国境周辺地域に7か所の支援センターを開設する。これらセンターは来月から年末まで支援を行う。センターはChampassak、Saravan、Savannakhet、 KhammuanとXayabouryに開設される。

タイから帰国したラオス人労働者はこれらセンターで登録し、新たなパスポートを取得することができるため、タイ国内での合法的な再雇用が可能となる。
 
この合意は7月に調印されたルアンプラバンでの合意を継続するものとなる。ルアンプラバンでの合意では労働許可証を保持するラオス人労働者の地位向上を支援するためタイ国内でのセンターの設置が決定された。タイ国内のセンターではラオス人労働者の労働許可証とパスポートの有効期限を延長し、ラオス国内で手続きを行うために帰国できない労働者への支援を行う。
 
タイ労働省雇用部のWaranan Pitiwan部長は、タイ政府はバンコク市内にセンターを設置し、パスポートを保持しているが労働許可証が失効しているラオス人労働者への支援を行うと述べた。
 
タイ政府は労働許可証の期限を延長し、出身国政府へ国籍を照会したのち、労働者らが労働許可証など必要書類の申請を行うための支援を行う。
 
外国人労働者は縫製産業など特定産業での職を得ることができるが、タイ伝統衣装などの手工芸部門は法律により文化保護を目的にタイ人のみに限定されているため外国人は就業できない。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3047.html