【フィリピン株式史上初】主要株価指数8,300ポイント超の最高値
任期まで持つかといわれているトランプ大統領をしり目に、アメリカの9月の製造業景況指数が13年半ぶりの高水準になったために、世界的に株価が高騰し、中でも東南アジア各国の株価指数は軒並み上昇した。
【写真は10月3日の最高値を記録したボード】
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アメリカへの依存度が高いフィリピンは10月3日、主要株価指数が3営業日続伸し、0.69%高の8312.93ポイントで終了し、これはフィリピン株式史上で最高値を記録した。
これまでの最高値は9月18日で、8294.14ポイントであった。
一方、フィリピン通貨のペソは安値傾向が続き、日本などと同様『株高通貨安』となっている。
こういった株式市況の活気に対して、フィリピン国家経済開発庁(NEDA)は、2017年度の国内総生産(GDP)は、政府が目標とした6.5%~7.5%の経済成長率は『達成は難しい』と発表。
NEDAによると今年第一4半期(1月~3月)の成長率は6.4%、第二4半期(4月~6月)は6.5%に留まっていて、以降に盛り返しても7%には及ばないと認め、バブル状態の株式市況を裏付けた。
また、国際収支においてもフィリピン中央銀行によると、8月単月の国際収支は前年同月から700万ドルの赤字になり、1月~8月間の国際収支は13億9100万ドルの赤字となった。
これは前年同期が15億3100万ドルの黒字であったことを考えると大幅な赤字となっている。
これについて、フィリピンからの投資の引き揚げが続いているためと見られていて、史上最高値を記録した株式市況と逆の動きが生じている。
同日の株価高騰はASEAN諸国内でも同様で、インドネシア株価市況はエネルギー及び生活必需品株が牽引して、0.43%高で終了。
マレーシアでは11日ぶりに反発して0.28%高で終了。
タイでは24年ぶりになる高値に近付く0.08%高となった。
こういった市場の活況が貧困層へ及ばないのは日本以下何処の国も同じで、特にフィリピンは貧困層対策について再三、国連などから指摘、改善勧告を受けているが、進捗する様子はない。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&config=&command=body&no=336
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