23~25日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は24日、張主任の人事は中央の路線がますます強硬化することを意味しているのかと聞かれた際、「いわゆる強硬路線とか、タカ派やハト派に分けるのは世間のレッテルに過ぎない」と答え、中央の対香港政策は一貫しており1国2制度と基本法を堅持すると強調した。
全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長も「習近平・国家主席と全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の張徳江・委員長がすでに対香港政策と方針を決めており、香港マカオ弁公室も中連弁もその方針に従うだけ。担当官の人事で香港に影響が及ぶことはない」と解説した。
全国政協の陳永棋・常務委員は、張主任が基本法の起草段階ですでに香港マカオ弁公室に加わっていたことから「主任として最適の人選」と指摘。
王主任は香港の青年問題に対する認識が深いため、中央の今後の重点は青年対策の強化とみている。