同条約は2017年7月7日に国連で122か国・地域の賛成で採択されたが、核兵器所有国、NATO諸国、日本、オーストラリア、韓国などアメリカの核傘下の国は不参加だった。
この8月、森本さんはタンブル首相に信書を送り、核兵器禁止条約の署名批准を求めた。
手紙の中で、森本さんは、「13歳の時、私はこの世の地獄を生き延びた。家はつぶれたが、家族はがれきの下から這い出し、その後の恐ろしいばかりの月日を生き延びた」と書いている。
オーストラリアは条約に署名しておらず、また、連邦政府は、条約の安全手段があいまいで弱いという解釈を取っていること。また、同条約の内容が核拡散防止条約を危うくする可能性があるという立場を取っている。
森本さんの友人で翻訳家のくろさか・ひろみさんは、森本さんの病状がかなり重かったと語り、「彼女は戦争と原爆の恐ろしさを体験し、一貫して核兵器に反対していた」と語っている。また、森本さんは脳腫瘍を患っていたが、北朝鮮のニュースを追い、懸念して頭を振っていた。「北朝鮮問題には頭を悩ましていた。なぜ、そういうことになったのか理解できないと話していた」と語っている。
ソース:http://nichigopress.jp/ausnews/entertainment/150196/
(参照)Junko Morimoto, author of My Hiroshima, urged Malcolm Turnbull to sign nuclear weapons ban treaty