シンガポールで女性初の大統領誕生へ。ハリマ・ヤコブ前国会議長が就任
ハリマ・ヤコブ前国会議長(63)がシンガポールの第8代大統領になることが決まった。女性の大統領は初めて。またマレー人のみ立候補できる初の選挙での当選となった。大統領選挙委員会は9月11日、立候補した3人のうちハリマ・ヤコブ氏のみ候補者資格を認めた。このため選挙は行われない。
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国会で後任の議長が選ばれる選挙を見届けた後、ハリマ・ヤコブ氏は選挙委員会で資格証明書を受領。記者団に「選挙のあるなしにかかわらず、シンガポール国民に対する情熱、奉仕の決意は変わらない」と語った。
シンガポールは中国系、マレー系、インド系、ユーラシアンらで構成する多民族国家だが、マレー人大統領は長期にわたり生まれなかった。このため昨年、リー・シェンロン首相が、少数民族から大統領が定期的に誕生する制度への変更を提案。これを受け憲法委員会が組織され、制度変更を決定した。
候補者資格を認められなかったのは、海洋サービス会社会長のファリド・カン氏と不動産会社最高経営責任者のサレー・マリチャン氏で、5億Sドル(約400億円)規模の株主資本の企業を経営した経験がある、との条件を満たせなかった。
大統領選挙委員会の決定は覆されない。ハリマ・ヤコブ氏は13日に次期大統領の指名を受け、14日に宣誓就任する。任期は6年。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44423/
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