大統領は、現在、ミンダナオ鉄道システム、パンギル湾ブリッジ、ラギンディガン空港の拡張の3つの主要プロジェクトが島内で進行中であると話し、ミンダナオ島の交通の利便性や持続性を向上させ、島の発展を促進する為に国の予算から大きな建設費用を割り当てたことを述べた。
「ミンダナオ島のインフラは、長い間、国内の他の地域に後れをとっているが、常に大きな可能性があると確信している。適切なインフラと健全なビジネス環境を整えることができれば、豊富な資源と、優秀な人々がミンダナオ島だけでなく、わが国全体の成長と発展に貢献するだろう。」と、政府が積極的にミンダナオのプロジェクトを推進していることをアピールした。
予算行政管理省(the Department of Budget Management )によると、2018年の国家予算3兆7,667億ペソの内、6643億ペソがインフラ整備に使用される予定とのこと。公共事業道路省(The Department of Public Works and Highways)は、政府機関で2番目に高い予算を受け、より多くの人や物資の輸送を可能にし、交通問題を緩和するため、493億ペソの予算を投じバイパス道路と迂回路を建設する予定と報告。
ドゥテルテ大統領は、ミンダナオ島が、国の食糧供給元として重要な役割を担保するため、高価値作物の生産、農産物の開発と商品の販売などに積極的に協力していると述べた。また、土壌の分析を行い地域に最適な農作物を生産できるようにするなど、農家や漁業者に多くの情報を提供するための新しいデータツールの提供も行っていく予定であるとのこと。
さらに、「島の平和と秩序が確保されなければ、ミンダナオ島の目標は達成できない」と話し、「マラウイの戦闘は、数十万人の住民を避難に追い込み、数百人死者を出し、数百万ペソ相当の建物などの被害を受けている。マラウイ市の回復と再生の為に、政府は、現在、市の復興準備を迅速に進めている。」と述べた。
ソース:https://davawatch.com/articles/2017/09/12/5687.html