ベトナム繊維公団がアルメニアへの投資を検討
ベトナム繊維公団(Vinatex)の代表団が8月下旬、アルメニアでの生産拠点開発のためのパートナーシップの可能性を探る現地調査を実施した。先ごろベトナムはアルメニアを含むユーラシア経済同盟(EAEU)と、同同盟にとって初となる自由貿易協定を締結している。
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繊維公団のLe Tien Truong社長は、滞在中、同グループの代表団は外務副大臣、経済開発・投資大臣、そしてビジネス関係者らと首都イェレバンで会合を持ったと述べた。
Truong社長は、繊維公団はアルメニアの大企業数社との生産・事業提携を検討すると述べた。これら企業はすでにロシア、EU域内での販売ネットワークを確立している。初期段階として、繊維公団は主に生産機材、生産管理の面で協力を行う予定。
会合ではアルメニア政府は国内の縫製産業復興と輸出振興のため、繊維公団のような生産管理に豊富な経験を持つ企業との提携への期待を表明した。
アルメニア政府はさらに、投資促進のための努力を行い、外国投資家に有利な投資環境を整備し、ベトナムからの投資家については協力政策、両国間・多国間協力協定、労働ビザの発行など、特別な待遇を提供すると表明した。
繊維公団によると、アルメニアの縫製・繊維セクターには94社あり、2014年の縫製・繊維製品の輸出額は5000万米ドル、輸入額は1億7000万米ドルであった。
小規模で昔ながらの操業形態にもかかわらず、アルメニア企業にはLa Perla、Moncler、ArmaniやPorsche等、イタリアやドイツの大企業との取引経験がある。
また、アルメニアは自由貿易協定によりロシアやEU市場への輸出の際に様々な優遇税率を享受している。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3016.html
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