9月7日付香港各紙によると、これは現在の運営会社であるスイスAEXが発表したもので、新運営会社TECLに対する観覧車の売買契約が成立したという。
交渉は観覧車本体の事実上の所有者であるダッチウィール社も参加し6日に行われ、観覧車撤去のデッドラインとなっていた7日の直前に決着した形となった。
売買金額はあきらかにされていないが、情報筋の話では地盤などの基礎が450万ユーロ、観覧車本体が800万ユーロの合計1250万ユーロ(約1億1600万香港ドル)程度との見方が有力だ。
また、今回の交渉は蘭桂坊集団のアラン・ジーマン(盛智文)代表が仲裁役を申し出て実現したものだが、スイスAEX側ではジーマン氏が過去5週間にわたり交渉の場を設けるために奔走していたことを明かし、氏への謝意を表明した。
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