こうした状況を受け4日のアジア株式市場では売りが市場全体を覆った。しかし株価下落は小幅だった。CIMBのソン・センウン氏は「ろうばい売りはなかった。戦争が起こる可能性は極めて低い」とコメントした。
シンガポール取引所(SGX)のストレーツ・タイムズ指数(STI)は1.41%下落。韓国市場の株価指数は1.19%の下落だった。OCBC銀行のアナリストによると、STI構成銘柄のほとんどが値下がりしたが、北朝鮮情勢に関係なく値下がりの可能性があったという。ほとんどの域内およびシンガポール銘柄は、今年に入り値上がりしていたためだ。先行きが不透明なため、不況時に強い銘柄の保有が有望だという。
スイス系UBSは、緊張はいずれ弱まると予想している。一方、クレディ・スイスのアナリストは、北朝鮮が建国記念日の9日や朝鮮労働党創建記念日の10月10日に合わせICBMを発射する可能性に言及。株式市場の波乱を予想している。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44360/