2017年9月5日

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国際ファッションブランドの脅威に立たされる、ベトナム国内ブランド

国際ファッションブランドの脅威に立たされる、ベトナム国内ブランド

ベトナム市場には更に多くのファッションブランドが参入し、かなりの市場シェアを獲得しているという状況で、ファッション産業の国内企業は市場シェアを奪還し、自らのポジションを取り戻すための解決策を見つけなければならなくなっている。

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国際ファッションブランドの急激な台頭
 
ニュースワイヤーのVietnamnetによると、ベトナムには現在200近くの外国ファッションブランドがあり、市場シェアの最大60%を占めているという。
 
2004年からベトナムに参入しているMango、2013年にベトナムに参入したイギリスブランドのTopshop、2016年にデビューした有名なお手頃ブランドZara、そして最近ではスウェーデンのHennes & Mauritz AB (H&M)が第1号店の出店を今年9月9日にホーチミン市で行うと発表するなど、その多くがお手頃価格のファッションブランドで、リーズナブルな価格の幅広いファッション商品で顧客を惹きつけている。
 
ファッションショップの前に並ぶファンの長い列の写真は、ベトナム市場の大きな可能性を示している。
 
世界の最新トレンドに追いつこうとベトナムの若者は外国ブランドを好んでいるため、国内のファッションブランドの中にはこうした有名ブランドが優位に立っていることを心配するものもいる。
 
しかしながら、一般の収入が少しずつ高まり衣服に対する需要が伸びてはいるものの、ベトナムのような発展途上国では「お手頃価格」も実際は「お手頃価格」ではなく、こうした有名ブランドにとって価格は依然として障害である。
 
そのため、ベトナムのファッションブランドも、もしベトナム人の好みを理解し、商品をよりリーズナブルな価格で提供することができれば、まだ可能性はある。それ以外にも、広告にさらに費やし顧客の注目を集めれば、ブランドの認知度を高めるのに役立つかもしれない。
 

成功の見込みが高い最新マーケティングツール
 
外国ファッションブランドの優位性が国内企業の目を覚まし、市場シェアを取り戻し生き残るための解決策を見つけることを余儀なくさせている。さもなければ、国内のファッションブランドは少しずつ外国ブランドに顧客を取られ、倒産してしまう。
 
通勤服の有名なベトナムブランドK&K Fashionは、市場競争が激化していることやライバル企業の強みが何であるかを理解し、人気が高まるeコマースに力を入れ、Criteoコマース・マーケティング・エコシステムを活用してターゲット顧客の特定と総売上げの増加に努めている。
 
クリック率が43%増加、顧客転換率が66%増加、そして取引成功率が121%増加するなど、K&K Fashionはこの最新のマーケティングツール導入から6ヶ月で結果を得ていることを報告している。
 
Criteoコマース・マーケティング・エコシステムは小売店やブランド、出版社が協力し、購入プロセスのあらゆるポイントでデータを入力するもので、オープン、安全、透明性があり、公正な環境である。
 
The Wall Street Journalはこのマーケティングツールに関し、「消費者のオフライン・オンラインの購買慣習に関するより正確なデータがあればあるほど、小売業者やブランドは購入の可能性がより高い人達を広告のターゲットにすることができる。」とコメントした。
 
K&K Fashionのこの事例は、グローバル化の時代において、マーケティングに最新技術を採用することでファッションブランドが成功を収めている一例となる。
また、将来的にはより多くのベトナム企業が革新的な戦略を取り入れ、最新技術を利用して売り上げを伸ばし、特に巨大外国企業などの無数のライバルと競争していくことが望まれている。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3010.html
 
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