科学機器の研究・生産でシンガポールは大きな役割、投資誘致が奏功
分光計、マイクロアレイなど複雑な科学機器・材料の設計、製造でシンガポールが世界で果たす役割が拡大している。投資誘致機関の経済開発庁(EDB)は当初、製造業務の誘致に力を入れたが、研究開発(R&D)業務、地域統括本部もシンガポールに設けられるようになっている。
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バイオ医科学部門責任者のホー・ウェンシー氏によると、シンガポールで製品を設計・製造し、シンガポールの統括本部を拠点に製品を世界に向けマーケティングするという、継ぎ目のない業務展開を行う企業が増えている。
米系イルミナはゲノム解析に利用する次世代ベンチトップ型シーケンサーをシンガポールで発売したが、開発・設計にはシンガポールと米国のエンジニアチームが当たった。
科学機器・試薬世界最大手の米サーモフィッシャーサイエンティフィック、アジレント・テクノロジー、仏ロシュなど、生命科学で上位10社のうち8社がシンガポールに拠点を設けている。EDBは2000年にバイオ医科学を次世代の成長分野に位置づけ、バイオポリス、トゥアス・バイオメディカル・パークを整備し企業誘致を進めた。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44293/
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