38歳のパッキャオ、12月の誕生日前に再戦か? フィリピン観光省も注目
7月2日にオーストラリア・ブリスベーンで、自身の持つWBO(World Boxing Organization=世界ボクシング評議会)のウェルター級世界チャンピオンの座を陥落した、フィリピンの国会議員でもあるパッキャオが、12月17日の誕生日前にマニラで再戦を行うのではないかといわれている。
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パッキャオはブリスベーンの試合ではジェフ・ホーンに3-0の判定負けとなり、年齢、体力的な限界説は出ているが、まだ金の稼げるボクサーと見ていて周囲は乗り気になっている。
パッキャオの通算成績は68試合中、59 勝(KO38)7敗2分けとなったが、上院議員としての活動があり、12月の再戦までに戦えるコンディションを作るのは難しいのではともいわれている。
これに対して、一部の議員からは『英雄は議会に出ないで勝利を目指すために休みを与える』などという、とんでもない決議案が出されそうになった一幕もあった。
今回の再戦話はフィリピン観光省も乗り気で、観光イヴェントとして5万人規模の会場で行い、海外からの観戦者を呼び込みたいなどと高官の発言が飛び出ている。
また、前回のオーストラリア戦では会場は寒い風が吹いているのにリング上は照明の熱で非常に暑くなっていて、これがパッキャオの敗因であったなど見当違いの発言もあった。
12月は海外で働いているフィリピン人(OFW)がクリスマス休暇でフィリピンへ帰国する時期でもあり、OFWにとってもパッキャオの試合をマニラで行うのは最高のプレゼントになると、パッキャオの勝利は早くも間違いないとぶち上げている。
これは観光省が2017年度の外国人観光客を年間700万人を目標としているためで、1月から6月までの上半期では約330万人となっている。
以前よりは集客力の減ったパッキャオがマニラで試合をしてどれだけの稼ぎになるのか数字は出されていなくて、パッキャオ及びホーン側からの再戦についてのコメントは出されていない。
パッキャオ自身はホーン戦は不本意に負けたとして、試合直後には再戦の意思を示していたが、最近は限界を感じたのか目立った発言はない。
パッキャオは上院議員の次は大統領職を狙っていると噂され、それまで世情に名前を刻みたいところだが、年齢には勝てないし、ボクシングもそれほど甘くない。
【写真は2015年発行のパッキャオの記念切手】
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=426
>>あわせて読みたい 『ドゥテルテの追従者【パッキャオ】、WBOタイトル防衛戦で敗退』
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