同調査でマクロミルは、マクロミルグループが有するグローバルネットワークを活用して各都市におけるメディアの利用状況、消費、購買行動の違いなどを、幅広い設問で調査。都市別・地域別での回答比較を行うことで、世界の消費者の「いま」を定量化したという。
調査が行われたのは、東京(日本)、上海(中国)、ソウル(韓国)、台北(台湾)、ホーチミン(ベトナム)、ジャカルタ(インドネシア)、バンコク(タイ)、クアラルンプール(マレーシア)、NY(アメリカ)、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、ベルリン(ドイツ)、モスクワ(ロシア)、ムンバイ(インド)、サンパウロ(ブラジル)の計15カ国/地域の15都市。調査都市は、日ごろから調査ニーズが高い地域や、市場としてのポテンシャルが高い国などを選定したとのこと。
調査は、各国一定水準以上の生活レベルを持った、各都市(NYのみ都市近郊も含む)に住む20-49歳の男女300名を対象に行われた。調査が実施されたのは6月21日(水)~6月29日(木)で、「あなたが普段、プライベートで利用しているSNSサービスをすべてお選びください(仕事で利用する時間は除く)」という問いでは、下記の結果が示された。
WhatsAppはサンパウロ、クアラルンプール、ジャカルタ、ベルリンなどで浸透しており、いずれも8~9割超えの利用率だった。
マクロミルによると、上位3位までのSNS利用率がいずれも80%を超える都市(ホーチミン、ジャカルタ、バンコク、クアラルンプール、ムンバイ、サンパウロ)では、多くの人が複数のサービスを併用している可能性が考えらるとしている。
また、新聞や雑誌について、デジタル版の閲読計と紙媒体の閲読計を比較した調査では、サンパウロはいずれもデジタル版の閲覧の方が多く、デジタル化が進んでいることがうかがえた。
新聞に関しては、東京以外はすべてデジタル版の閲読の方が多いという結果となった。特にソウル、サンパウロでは、その差は20p以上開いた。
雑誌に関しては、東京と北米、欧州は紙媒体が主流で、デジタル媒体が浸透していることがうかがえるのはホーチミン、サンパウロとなった。
その他、下記に記された内容が質問されたという。
「基礎生活環境の違い: 家庭で保有しているもの/今後保有したいもの、飲酒状況、身だしなみ」
「消費:購買行動の違い: チャネル利用頻度/商品購入重視点」
「意識の違い: 買い物意識 買い物に対する考え/商品を選ぶ際の基準/情報感度
「日々の生活の違い: スマートフォンで使用しているアプリ/3年以内に行ったことがある海外旅行先」など。
(文/麻生雅人、写真/Fernanda Carvalho/Fotos Publicas、図版提供/マクロミル)
ソース:http://megabrasil.jp/20170823_37031/
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