2017年8月23日

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シンガポールで社会的企業が増加、国民の意識の高まりが背景に

シンガポールで社会的企業が増加、国民の意識の高まりが背景に

社会的企業が増加している。シンガポール社会的企業センター(raiSE)に登録した事業体数は、昨年の303社に対し今年は401社で32%の増加だ。絶対数はまだ少ないが、同センターのアルフィー・オスマン最高責任者は「国民の間で社会問題への意識が高まっていることが増加の背景にある」と指摘する。社会的企業は、社会問題の解決を目的に事業に取り組む。

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リンダ・リムさんは結婚披露宴の際、陶器で手工芸品を作るブースを設置した。カンボジアで作られた陶器で、好評だったことから、陶器を使った装身具を売る会社「クレイ・デー」を興した。商品はカンボジアの同じ工作所から継続して調達している。工作所では地元の女性を雇い、訓練、教育を施している。raiSEは社会的企業に、経営アドバイス、能力構築支援を提供しており、投資も行う。昨年4月から今年3月までの期間に660万Sドル(約4億8,000万円)の資金供与・投資を行った。
  
社会的企業の問題点は、シンガポール経営大学付属リエン社会革新センターのチャン専務理事によれば、事業体としての継続が難しい点。必要とされる商品、サービスの開発が重要としている。
 
ソース;http://www.asiax.biz/news/44165/

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