同政府観光局は「オーストラリアは時差が少なく安全な旅行先であるというイメージが再認識されている」ことを日本人渡豪者数が引き続き増加している要因に挙げている。
日本人の渡豪者数は1990年代後半に90万人以上とピークに達したが、その後大幅に落ち込み、2010年代前半には30万人前後とピーク時のおおむね3分の1の水準まで縮小していた。
ところが、近年になって豪州人の訪日需要を拡大を背景に直行便の新規就航が相次いだことなどから、日本人渡豪者数も増加に転じ、2016年には8年ぶりに40万人を超えた。
同政府観光局は、7月以降も堅調に増加するとの見通しを示し、下半期の伸びにも期待している。
日本航空が9月1日に成田−メルボルン間に定期直行便を就航させることや、カンタス航空が12月14日に関西空港−シドニー間に季節運航便を就航させることが追い風になると見ている。
同政府観光局は、2020年までに日本人渡豪者数年間70万人という中期目標を掲げている。
ソース:http://nichigopress.jp/ausnews/148218/