オーストラリア・ビクトリア州山岳地帯に猛吹雪、スキー場も積雪
8月6日、大陸南部を寒冷前線が通過、オーストラリアのビクトリア(以下VIC)州山岳地帯は、今季最大の猛吹雪に見舞われ、20セント硬貨大の雪が降った。
ABC放送(電子版)が伝えた。
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平地でもメルボルンなど寒冷前線直撃
寒冷前線は5日夜に州南西部を通過、6日早朝にはメルボルン上空を通過、湾岸地区では時速80kmの突風が吹き荒れた。
気象庁(BoM)のディーン・スチュワート主任予報官は、「山岳地帯の荒天警報は解除されたが、吹雪は続いている。風力はややおさまったが、それでも平均風速は時速50kmから60km、突風は85kmにも達している。風が強く、吹き飛ばされる雪のために視界がきわめて悪くなる、いわゆるホワイトアウト現象になることもある。6日夕刻には雪はおさまるが、深夜には再び降雪がある。山岳地帯では風力センサーが部分的に凍結しているため、正確な風力を報告することができない」と発表している。
また、マウント・ホザムでは6日は明け方以来雪がやまない状態で、20セント硬貨大の雪が吹きつけている。スキーヤーが入っていない雪に行くとブーツの上まで雪に沈むから積雪は40cmくらいで、7日はさらに積雪が予報されている。
州緊急救援局(SES)では、「大雪で楽しめるのはいいが、吹雪はきわめて危険であり、山岳部で行方不明者が出ないよう希望している。荒天の地域では気象状況に十分注意し、スキー場の指定エリアから出ないよう、くれぐれも安全に楽しんでもらいたい」と呼びかけている。
グレート・アルパイン・ロードは視界がきわめて悪いため通行止めになっている。
ソース:http://nichigopress.jp/ausnews/news_others/147879/
(参照)Blizzards hammer Victoria’s slopes, with snow flakes ‘size of 20-cent pieces’ falling
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