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フィリピン・セブで違法営業のレストラン、市が強制閉店

   
閉鎖は営業許可を取得していないことを理由にしているが、マクタン島の方はラプラプ市の管轄のために閉鎖命令は及ばなかった。
セブ市内の2店の内、最初に開業した店は開業以来5年間、営業許可証は取得していたものの更新せず、昨年開業したもう1店は営業許可を取得していなかった。
 
このため、市当局は警告書を6月と7月に同店に送付したが、受け取った同店は応じず今回の閉鎖命令が発令された。
  
閉鎖された2店舗正面にはセブ市からの閉鎖命令が書かれた幕が張られ、閉鎖を命令したセブ市長は『このような違反店は再開する可能性はない』と取材陣に話している。
  
フィリピンにおいて営業許可を取らずに営業する飲食店は多く、『一罰百戒』の意味もあって時々閉鎖命令は出ることもあるが、氷山の一角である。
  
特に地元自治体の有力者と業者がつるんでいる場合が多く、多少の違法行為は目こぼしという傾向が強い。
 
閉鎖命令を出したセブ市長は『気分屋』の評価もあって、たまたま摘発された同店は運が悪かったのではとの話も流れている。
   
今回は営業許可という根本的な問題で摘発されているが、営業許可を取ってはいるものの、近隣に夜通しの大音量で迷惑をかけているマンダウエ市にあるバーと称するディスコなど、摘発して欲しいという怨嗟の声が挙がる店もある。
  
特に違法路上駐車、飲酒運転助長、未成年者の出入りなど警察が取り締まる違反行為も地元警察は取り締まらず、その怠慢ぶりに批判に上がっている。
  
こういった野放し状態になっているのは、この店はマンダウエ市長一族が持つ敷地内で営業しているため、あるいは市長と縁戚関係にあるため勝手放題などといわれている。
 
そういった意味ではとかくの批判はあるセブ市長が、断固たる態度で違法営業店を取り締まったことは評価できるとの声も高い。
  
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=423
 
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