ダバオの赤十字、血液不足で献血の呼びかけ
フィリピン赤十字ダバオ支部(PRC-DCC:THE Philippine Red Cross-Davao City Chapter )によると、現在ダバオ市の血液需要は、1日80袋(1袋:400~450ml)程度だが、実際には1日平均30袋程度しか献血されていないとのことである。市の保健省血液センターも、同様に血液不足に直面している。ストックなどもあり、現在は何とか必要な人に血液供給できている状態だが今後慢性的な血液不足が懸念されている。
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赤十字ダバオ支部代表カチュレア氏によると、献血前にヘモグロビン数値などの適正検査をする必要があるが、理想としては一人につき400㏄の血液を献血して欲しいとのことである。献血の際は、適切な睡眠と休息をとる必要があり、採血の24時間以内にアルコールや薬を飲んではいけない。また、献血前にはきちんと食事を取り、水分を補給する必要があると呼びかけている。
現在、赤十字ダバオ支部は、より多くの血液を獲得する為に献血の促進活動や公的教育を行っており、企業などと協力し様々な場所で献血活動を行っている。同機関で回収する血液バッグの量は平均30個だが、献血活動が血液獲得の為の主な供給源であることから、日に数か所の企業やバランガイを回ることもあるという。国からはイベント資金の提供がない為、企業との協力が不可欠である。
ある企業と協力し、ショッピングモールで行った大型献血イベントでは、全部で500袋分の献血を集めることができたとのことで、良い成功例となっている。こういった大型イベントで寄付された血液は均等に分配され四半期に分けて使用されるとのことである。献血希望者は、献血イベントの会場以外にも、フィリピン赤十字ダバオ市部で採血が可能とのこと。興味があれば是非協力して欲しい。
ソース:https://davawatch.com/articles/2017/08/05/4442.html
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