2017年2月プライスウォーターハウスクーパースは、GDPの年間成長率が約5.2%となる可能性があるとして、ベトナムの成長率が世界中で最も高くなると予測していた。これは部分的に、縫製・繊維製品の180以上の国や地域に対する輸出製造業の伸びに関連する雇用の成長を根拠としている。
同産業では、繊維生産設備に対する多額の投資をすでに開始している。例えばベトナムは2006年から2015年の期間、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中で2番目のシャットルレス織機に対する投資国であった。さらにベトナムは、加盟国の中でもリングスピンドルや開放ローターの最大の投資国でもある。
ニット部門に関しても顕著な成長が見られる。ベトナムでは今、国家助成の企業、大工場、及び家族経営の小規模企業に代表されるニットウェア・ニット製品の国内生産者がますます増えている。
輸出と仕入先
1986年、貧困状態から国を救い上げるべく経済再生政策を打ち出し、2000年にアメリカとの交易関係を正常化して以降、ベトナムは、より幅広い市場に輸出し製造業で急速に拡大を遂げ、中国と比較して事業費を抑えつつも大規模で実用的な労働力を提供することで投資先国として成長した。
加えて、ソーシング・アット・マジックでは、能力や発展に関する更なる情報など、ベトナムに焦点を当てたセミナーも開催される。また8月14日には、アパレル・マガジンと共催で全ての参加者向けにVIPカクテル。レセプションが開かれる。
アメリカ企業にとって引き続き魅力的なベトナム
同イベント中には、アメリカファッション業界協会のJulie Hughesが司会を行う「仕入先に行こう:アメリカ企業にとって引き続き魅力的なベトナム」が8月14日に開催される。
「地域、国、そして商品要件の的確な割合を見つけるべく、ファッションを仕入れするあらゆる種類の重役に影響を与える、グローバルソーシング戦略を変えていきます。ベトナムはアメリカのサプライチェーンにとっての主要戦力となっており、専門家チームは世界的な生産ハブである同国と協力してきた彼らの経験の全てを晒し出します。」と主催者は語った。
PWC小売・消費者管理のRon Klein部長、アパレル生産アドバイザー/著者のChris Walker氏、ベトナムの繊維業界に詳しいSteve DiBlasi氏、VP Global Sourcing社、Lanier Clothes社、World Responsible Accredited Production社長兼CEOのAvedis Seferian氏などが講演者として名を連ねている。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2970.html