内政部の統計によると、今年7月末時点の台中市の人口は277万8182人で、高雄市の277万7873人より309人多いという。台中市は近年人口の流入が続き、年間2万人程度ずつ人口が増加している。
人口増加率が高いのは、中部科学工業園区(中部サイエンスパーク)周辺の沙鹿区、北屯区、西屯区など。大企業の工場進出で就業機会が増えると同時に環境保護団体との紛争も発生する中、台中市は大規模な植樹・緑化活動を推進。
産業振興と共に、託児サービスなど若い世代が安心して暮らせる社会福祉政策を実施していることが人口増の理由になっていると林・市長は分析している。