配車アプリのグラブにソフトバンクが追加出資、中国の滴滴出行も
東南アジアでサービスを提供する配車アプリのグラブ(本社:シンガポール)は7月24日、ソフトバンク、および中国のモバイル配車サービス滴滴出行から、最大20億米ドル(約2,200億円)を調達すると発表した。
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ソフトバンクは2014年に2億5,000万ドル(約280億円)を出資している。グラブは別に新規投資家と既存投資家から5億米ドル(約550億円)を調達すると発表しており、累積調達額は60億米ドル(約6,700億円)超と、東南アジアのベンチャー企業では過去最大規模になる。
出資を通じグラブと滴滴出行は提携関係を強化し、マレーシア、タイなどで競争力を強化する。両国ではグラブのライバル、ウーバーが活動している。ウーバーは中国にも参入していたが、滴滴などとの競争に敗れ、撤退を余儀なくされた。ウーバーはインドネシアでは地元企業のゴー・ジェクと競合している。
ソフトバンクはグラブ出資に先立ち滴滴に50億米ドル(約5,500億円)出資していた。今回の出資について孫正義社長は声明で「グラブは東南アジア最大の課題である運輸・決済を解決する技術を活用している」と表明した。
グラブによると、同社は東南アジアにおける第3者タクシー予約サービスで95%、自家用車を使ったハイヤーサービスで71%のシェアを持っており、車両利用件数は1日300万件近くに上るという。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44006/
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