ロシアの新興企業「バルティニ(Bartini)」は、19日に開催された国際航空ショー「国際航空宇宙サロン2017(MAKS 2017)」で、最初の空飛ぶタクシーがどのようになるかを紹介した。大都市の航空市場向けにブロックチェーン・プラットフォームが使われる可能性がある。このプラットフォームはロシアの「ブロックチェーン・アエロ(Blockchain.Aero)」コンソーシアムが開発しているもの。バルティニの自動車は、このプラットフォームを使用する最初の自動車になる。
バルティニの空飛ぶ車は、垂直に離着陸できる。2~4人を輸送することができ、価格は10~12万ドル(約1100~1300万円)。このプロジェクトは「ウーバー上昇プログラム」の技術要件に適合した。
別のロシア企業「ATMフレート・ドローン(ATM Freight Drones)」は、関連法が承認されれば、2018年にも無人飛行タクシーを投入すると約束している。
ATMフレート・ドローンのアレクサンドル・アタマノフ社長は、タス通信にこう話す。「無人航空機を貨物輸送や旅客輸送に使えるように、現行法の改正の運動を始めた。モスクワの行政府は前向きだが、最終的な決定は連邦政府次第。これがうまくいけば、モスクワは世界で最も革新的な都市の一つになる。最も楽観的なシナリオで1年」
「陸、高速道路、地下、川、鉄道の10~15メートル上に、細い飛行車列ができる」という。
◆ 道路も渋滞もない
当面、空飛ぶタクシーは短い移動に使われる。モバイル・アプリで空飛ぶタクシーを呼ぶことができると、アタマノフ社長。
「渋滞に巻き込まれないし、信号もない。地上の交通機関より2倍速い」とアタマノフ社長
ソース:ロシアNOW/https://jp.rbth.com/science/2017/07/21/807905