香港の歴史50年のステーキハウスが閉店の危機
香港・西営盤にある老舗洋食レストラン「森美餐庁/Sammy’s Kitchen」が家賃高騰を理由に、2019年の創業50周年を待たずに今年9月に閉店する可能性が出てきた。
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7月20日付香港各紙によると、同店は1969年に西営盤のセントラルストリートにオープンし、78年にはクイーンズロードに移転して現在に至る。
創業者の1人で現経営者の葉聯さん(86歳)は、レパルスベイ・ホテルをはじめザ・ペニンシュラ、マンダリン・オリエンタルなど一流ホテルでシェフとして勤務した経験を持ち、アンガスビーフを使った料理やサミーソースと呼ばれるオリジナルソースなどが評判を呼んだ。
広さ2058平方フィートの現店舗物件は借りてから39年になるそうだが、最近所有者が変わり、月額15万ドルの家賃を要求された。
現在の家賃は8万ドルで、新しい大家と交渉した結果12万ドルまで下がったものの、葉さんは最大で10万ドルしか払えないと話している。
現在は移転を考えて別の物件を探しているが、見つからなければテナント契約が満了する9月15日に閉店するという。
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